解読5:宗教的な問題の解決マニュアル
第五章は、「宗教的な問題の解決マニュアル」です。
世界の各宗教についての説明は省いて、「宗教的な問題」の論理だけ取り出してみます。
⑴ 宗教的な世界観が、人間同士の対立を生み、場合によっては戦争を引き起こす。
⑵ 国と国を分け、民俗を対立させている最大の要因が宗教である。
⑶ 人間同士の対立を生み出す宗教というシステム(情報)を解体する。
※世界三大宗教はキリスト教、イスラム教、仏教。ユダヤ教を加えた一神教と仏教が対象。
⑷ 神とは(人間の脳が作った)情報なので、言葉が神を作ったのである。
⑸ 神が世界を作ったのではなく、(人間の脳が作った)言葉が世界を作った。
⑹ 神というシステムを解体してゼロに戻せば対立の原因を消して対立は消える。
⑺ 神のいない世界ができれば平和を作ることが可能である。
※一神教は啓典を持つ宗教なので、言葉によって言葉を解体する方法が必要である。
⑻ 仏教は言葉を消すことで自我を消し悩みを消す教えである。
※仏教は本来言語化しない宗教であったが悟りを開くには修行が必要。