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Coment

天界からの預言の書、『ハートメイカー』を解読する。 

解読Ω:ラスト・メッセージ

 
最終章は、「ラスト・メッセージ」である。

なお、この章は、本の扉に続く序文ページに書かれたまえがき、「お時間のない方、全文を読むのがご面倒な方は、最終章『ラスト・メッセージ』のみ、ご一読下さい。本書の要旨を10分で、ご理解頂くことが出来ます。」に指定された章であり、著者の尤も自信のある章である。

⑴ この章には、著書全体の「要旨」が書かれている。
※その「要旨」とは何か?

⑵ 最終章を開けて、最初の小見出しは「サイキック」である。
※「ハートメイカー」を哲学書として読んでいる読者にとっては意外に感じる章の始まりである。サイキックは、霊界とコネクトすることであり、霊界とは、経験、情報、言葉、時間が無い世界なので哲学的思惟の範囲外なので、哲学書という情報体からは把握できない「霊」という存在については、書物=情報=言葉を通じては捉えられない課題を哲学書で(もちろん霊界のテーマを扱う書物を否定するものではない)取り上げているからである。

⑶ この本を書いたのは結局の所「鈴木剛介」という人間ではない。
※しかし、霊界は、時間、情報、言葉が無い存在であるので、霊が言葉を話したり、書物を書いたり、時間を預言することはないので、霊界からのメッセージを受けて著者がそのイメージを著者流に言語(日本語)化したものと推測する。いずれにしても霊界は人間が体験出来ない世界であり、従って言語化、記号化によって実証的に検証できない世界であるので論理的に正しい答は得られない世界、感じる世界である。

⑷ この世が仮想現実であり、あの世が現実世界であって区別はない。
※あの世もこの世もどちらも存在であり、どちらも本物の世界である。ただし、霊界が現実世界で、人間界は幻想世界である。

⑸ 人間脳でしか考えられない人間には、霊の仕組みは理解することは出来ない。
※人間脳は、情報=言葉=論理=科学で理解する脳なので、霊界という経験、情報の無い世界は理解することはできないのは当然である。同時に、霊を言葉で説明することも間違いである。霊界を理解するには全く別の本能(動物脳)を使用しなければならない。

⑹ 天界の意志とは、世界を平和にして正しい姿に戻そうということである。
※これは著者へのイメージ等によるメッセージの言語的表現なので検証不能である。霊界には情報、言語、時間が存在しないので、言語によるメッセージの伝達は有り得ないからである。

⑺ 天界が、「今の世界がおかしい、間違った社会だ」と言う。
※天界には、情報、言葉、時間が無いので、「言う(それが日本語ならばなおさら)」ことはあり得ず、イメージ等による「メッセージ」を伝えたものである。従って、「コネクター」の解釈能力によって、そのイメージの内容も異なる。また、人間界も霊界も同じく存在で在るが、霊界には時間が存在せず、過去、現在、未来は存在しないので、未来を予言すること自体有り得ない。また、霊界とは特定の個人の霊としては存在せず、全体的な存在としての霊界であるので、特定の個人の霊からの預言は有り得ない。従って、未来の予言や特定者からの預言とは、その「コネクター」の解釈能力(言語能力)に属することである。

⑻ 世界平和を実現するためには、人類全体が「意識改革」を行うことが必要である。
※この人間の「意識改革」を促すための具体的な実践が、この『宇宙塾』が実践する「哲学革命」パーティーです。この「哲学革命」プラクティスとは、ソクラテスの弁証法、プラトンの産婆術を実践することによって、人間の言葉を解体して、言葉起因によるあらゆる対立、紛争、戦争、環境破壊を無くする、人類史上初の平和革命です。


 
 


 

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