解読7:常識を超えた問題の解決マニュアル
第七章は、「常識を越えた問題の解決マニュアル」である。
⑴ 意見が対立する原因は、言葉があるからである。
⑵ 人間の意見には絶対的な根拠が無い。
⑶ 全人類が、自分の意見に根拠は無いことを理解したときに世界平和作りが可能となる。
⑷ (常識)人間は死ねばゼロになる。
⑸ (解決)人間は自然から生まれて自然に戻る。
⑹ この世界で人間の思考によって説明できるものは人間脳による認識(論理科学)である。
⑺ 原初的なヒト脳である動物脳には人間の常識をこえた動物的な(直感)能力がある。
※超常識とは人間脳にとって認識を超えているという意味であって動物脳には普通である。
⑻ 人間には、動物脳+人間脳の機能が備わっているので超常現象の把握が可能である。
⑼ 人間が見ている世界はありのままの自然でなくて言語で記号化された二次的な世界。
⑩ 言語発生の起源を知れば、言語によって構築されたバーチャルな世界は解体される。
※言語発生起源を知るだけで、自動的に言語世界が解体される訳ではない。
⑪ 「世界の終わり」とは、言葉の消えた世界であり、歴史、時間が消えた世界である。
※世界が終わっても、人間脳が有る限り、言葉の発生、文明(二次世界)の発生という循環を繰り返し、従って結局世界は終わらないことになる。
⑫ 預言される世界の終わりとは、ハードの世界が終わるのでなくソフトの文明が終わること。
⑬ 従って、諸々の古代文明が預言する世界の終わりにおける「水没」とは比喩である。
⑭ 新世界とは、全人類が釈迦の境地(悟りを開き言葉を解体した)で生きる世界である。
⑮ 新世界とは、必要最小限の情報(言葉)によって形成された世界である。
⑯ 新世界を作るために、全人類が悟りを開くことが必要である。
⑰ 人類が悟りを開くための手段はただ一つ、本書を読んで理解することである。
※本書の内容にも二つの部分があり、両者は全く異なるので、理解とはどちらのことなのか言及されていない。哲学部分は体験と言葉による理解が可能であるが、超常部分はそうした体験と言葉による理解は不可能である。